2011年5月7日土曜日

シャープ?D/USB HDD対応のAQUOSクアトロン「Z5?

 シャープは、新世代の4原色AQUOSクアトロンパネルを採用した3D対応スタンダードモデル「AQUOS クアトロン 3D Z5シリーズ」を3月10日に発売する。40型から60型までの4サイズをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は18万円?48万円前後。

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【AQUOS クアトロン Z5】

■ 新高速応答パネルでクロストークを低減。録画機能も強化

 3D対応AQUOSの「スタンダードモデル」と位置づける新ラインで、AQUOS DZ3シリーズの後継機となる。40/46/52/60型の4サイズを用意し、いずれも新世代の1,920×1,080ドットAQUOSクアトロンパネルとエッジ型のLEDバックライトを採用。3Dメガネは別売だが、従来のAQUOSクアトロンと共通の「AN-3DG10」(実売価格1万円前後)が利用できる。

 液晶パネルは、4原色技術とともに、独自のUV2A技術を進化させた「ハイスピードUV2A」を採用し、動画応答性能を向上することで、2D表示時の残像感と、3D表示時のクロストーク(2重像)を大幅に低減させた。

 ハイスピードUV2Aでは、液晶素材に低粘度化した新液晶素材を採用することで、液晶素材の動きを改善。クアトロンの新しいセル構造を活かし、平均応答速度を3ms(3D表示時)にまで低減した。これにより、クロストークはAQUOSのフラッグシップモデル「LV3シリーズ」比でも約70%削減され、「見やすい3D」を実現できたという。なお、3Dメガネは別売だが、エミッタ部は本体に内蔵しているため、メガネだけ追加購入すれば3D対応となる。

 LEDバックライトはエッジ型だが、バックライトスキャン技術により、3D視聴時のクロストークの低減に寄与。2D-3D変換機能も装備し、リモコンのボタンを押すだけで、テレビやレコーダの映像を3D変換できる。また、3D視聴時に輝度をアップして「明るい3D」を実現する、「3D明るさアップ」ボタンをリモコンに装備している。

 また、クアトロンパネルでは画素数もRGBの622万画素(1,920×1,080×3)から、RGB+Yによる4色分の829万画素(1,920×1,080×4)と、約1.3倍に高精細化。この画素数を活かした専用の映像処理「フルハイプラス」では、精細感を補正するピクセルコントロール技術や新しい4原色変換技術により、高画質化を図っている。

 狭額縁化したデザインも特徴で、左右のフレーム幅は2.5cm。本体部の厚さも2.7cmまで薄型化している。テレビ視聴位置の人の存在を検出し、人がいなくなったら自動で節電モードに、戻ると自動復帰する「ムーブセンサー」も搭載している。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルを各2系統と、地上アナログを1系統装備。別売のUSB HDDへの録画機能も搭載している。番組表(EPG)からの録画予約だけでなく、リモコンのボタンを押すだけで視聴中の番組を録画開始し、番組終了時に自動で録画を終了する「一発録画、ぴったり録画」に対応。新デザインのインターフェイスを採用し、テレビ番組を見ながら、録画番組を選ぶこともできる。

 新たに「見つかる! 番組自動検索」機能を搭載。EPGでジャンルやキーワードを登録すると、おすすめ番組を番組表上でわかりやすく表示するほか、電源ON時に当日/翌日のおすすめ番組を画面上にポップアップで通知。さらに、番組開始直前にもポップアップウィンドウが開き、見忘れを防ぐことができる。

 リモコンの常連番組ボタンを押すと、視聴履歴やジャンル情報からその時間で最も視聴可能性が高いと思われる番組をEPGの左側に表示する「常連番組」に対応。常連番組を自動的にUSB HDDに録画する「常連録画」も可能となっている。

 USB HDDはバスパワーによる電源供給に対応。エレコムの「LCH-RK500UTV」が対象機種となっている。また、USB Hubを介した接続にも対応する(バスパワー給電には非対応)。

■ AQUOSインフォメーションなどを搭載

 ネットワーク機能も強化。ビデオ配信サービスは、アクトビラやTSUTAYA TV、ひかりTV、T's TVなどに対応。「AQUOS.jp」や「Yahoo! JAPAN for AQUOS」、「DoTV デジ×マガ」などのサービスにも対応する。

 さらに、子画面に天気予報などを表示する「AQUOSインフォメーション」を搭載。リモコンのインフォメーションボタンを押すことで、Yahoo! ニュースやウェザーニュースの情報などを取得し、画面右下端に表示でき、情報をクリックすると詳細ページにアクセスできる。

 Z5シリーズの新機能として、番組情報と連動。テレビの電源投入時に、当日/翌日のおすすめ番組をお知らせするほか、「常連番組」や「未視聴録画番組」などの情報を表示することもできる。

 また、遠隔地の高齢の家族などのテレビ利用状況をメールで通知し、離れながらにしてAQUOSの使用状況を確認できる「見守りサービス」を搭載。任意のメールアドレスをAQUOSに登録することで、電源ONにした場合、一日一回メールで通知が来るため、家族の状況を簡単に把握できるというもの。サーバーなどのシステムはシャープが開発し、無償で提供する。指定できるメールアドレスは1つ。

 DLNA/DTCP-IPクライアントの「ホームネットワーク」機能も搭載。スピーカーは2.1chで、出力は7.5W×2ch+15W。HDMIは4系統で「AQUOSファミリンクII」にも対応。ARC(オーディオリターンチャンネル)やHDMIコンテンツタイプ連動にも対応するほか、同社の対応携帯電話との連携も可能となっている。

 リモコンも新デザインのものを採用。ボタン数を絞るとともに、新たに下蓋部にUSB HDDやBDレコーダなどを操作できるボタンを装備し、録画コンテンツへのアクセスを容易にした。

【主な仕様】


【AV Watch,臼田勤哉】


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引用元:リネ2 rmt

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